このウルトラセブンを見た時に感じたこと

 

もうかれこれ、１５年以上、２０年近く前になるのでしょうか…

 

有名な中野ブロードウェイのまんだらけさんに行った時のことです。

 

ワゴンに入っていたこのウルトラセブンを手に取り、値段を見て、驚きました。

 

約１７ｃｍのウルトラセブンが、こんなに高いのか！？と…

 

裏を見たり、デザインを確かめました。

 

すると…ウルトラセブンに付いているタグを見たところ、デザインと造形の方の名前に、「ハッ！」としたのです。

 

これが、その理由だったのかと…

 

☝タグの裏下にデザインと造形の名前が記されております。

 

 

デザインは成田亨氏で、造形は佐々木明氏でした。

 

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ご存じでない方に簡単に説明しますと…

 

成田亨氏は、武蔵野美術大学院を卒業後、『ウルトラQ』の美術監督を務め、『ウルトラセブン』や『マイティジャック』などのデザインを手がけました。また、『シン・ウルトラマン』でのオリジナルデザインも担当しておりましたが、２００２年に惜しくも他界されました。日本のデザイナーの一人に挙げられます。

 

☝成田亨氏と、当ショップのウルトラセブン

 

また、造形家の佐々木明氏は、成田享氏と同じ武蔵野美の後輩に当たる方で、『ウルトラQ』で、怪獣の造形を担当した方です。『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』のマスクを制作したり、二代目のバルタン星人も造形したりしております。日本の造形家の一人です。

 

このお二人が、このウルトラセブンのミニソフビを作り上げたのであれば、この値段は仕方ない、いや、むしろ、相当だと感じたのです。

 

まして、タグの裏には、「市販されておりません」と記されてあることからも、貴重な一品だと感じたのです。

 

私の手元から離れることになりましたが、是非、大事にして頂ける方のところで、可愛がってもらいたいと思うのです。

 

☝こちらの画像をクリックすると、詳細が見られます。

 

是非、実物のこのウルトラセブンを手に取って、成田亨氏のデザイン、佐々木明氏の造形を、堪能してもらえると、嬉しく思います。

 

『ウルトラQ』や『ウルトラセブン』の、あの時代を思い返してみても良いと思います。