BCL再燃!
懐かしのラジオから!!
テレビが入って来たのは、戦後からですが、ラジオは戦前戦中もありました。
特に、1970年代は、夜になると、大抵、勉強するのですが、やはり、集中が途切れ、息抜きが必要になってきます。
勉強机の上に、ラジオを置いて、聞きながら、勉強をしたものです。
流行りのDJや、音楽が流れ、面白い会話や、ハガキの投稿があり、勉強に弾みがついたものでした。
鶴光のオールナイトニッポンや、中島みゆき、松山千春、ビートたけしなど、当時売れていた人達が、大勢出てました。
中学の時には、『通学沿線気になるあのコ』が、人気もあり、流行り、女子達がこぞって、「通学沿線私を狙え!」などと、口を揃えて言ってましたが、それを聞く度に、男子は「無い!無い!」と顔の前で、手を横に振るのが流行ってました。
『通学沿線気になるあのコ』は、ラジオで、告白をする番組で、通学沿線で、よく見かける異性にラジオで告白するのですが、その相手を、ラジオ番組のスタッフが、探して、ラジオで、お見合いみたいになり、最後に告白するのです。
聞いていて、ドキドキしたものです。勉強するペンを止めて、聞き入ったものでした。
懐かしのラジオの思い出ですね。
1980年代も流行るラジオ!!
80年代になると、三宅裕司、吉田照美、つボイノリオ、小森まなみ、玉袋筋太郎などが登場して、楽しませてくれました。ヤングパラダイス、てるてるワイドなど、心に残る思い出が蘇ります。
☟詳しくは、『なつかしラジオ大全』で、昔を思いでしてみるのも良いですね。
三宅裕司は、80年代の後半に、テレビ番組でイカ天(三宅裕司のいかすバンド天国)でも司会者として出たこともあり、人気は最盛期でした。
吉田照美は、てるてるワイドで、ちょっとエロチックな感じもあって、大ウケした。
ラジオは深夜ラジオが人気で、城達也のジェットストリームも、良かった。インストルメントルですが、導入部分のナレーションが、とても素敵でした。今でも、YouTubeで、聞けると思います。
ラジオはBCLへ
こう言ったラジオブームの最中に、70年代になりますが、ハムやBCLが流行り始めたのです。
BCLは、Broadcast Listening の略で、国内の地方のラジオ放送局を聞いたり、海外のラジオ放送を聞くのが、流行り出しました。
特に、70年代に人気のあった矢口高雄先生(尊敬しているので先生なのです!)の漫画『釣りキチ三平』の中でも、ハムやBCLについて、少しだけ触れていた記憶があります。小学5年生の子が、新聞配達をしたりして貯めたお金で、BCL専用のラジオを購入したりしていた時代です。
人気があったBCLラジオは、ソニーのスカイセンサーや、ナショナルのクーガ、プロシードなどでした。
ソニーのスカイセンサー
ソニーのスカイセンサーは、その時々にバージョンがアップし、姿も変わりました。もちろん、価格も幾分か違いましたね。
スカイセンサー好きは、スカイセンサーに拘り、スカイセンサーが欲しかったけれども、諸事情で、ナショナルのクーガやプロシードで、納まった人もいました。
ナショナルのクーガとプロシード
クーガの特徴的なのは、スピーカーがドンとして、中央付近にあり、音量感を与えるようなデザインでした。プロシードは、より操作ボタンが多くなり、チューニングに集中できるぞ!って言う感じの仕様でした。
このBCLにハマる理由としては、聞きたいラジオ放送局にアクセスできた場合、受信報告書を送ることによって、認定されると、ベリカードが送られて来ることでした。
実は、このベリカード集めが流行ったのです。国内・海外からも、ベリカードは送られて来るので、それが楽しみになるのです。
まだ見ぬ海外に思いを馳せて、チューニングし、リスニングすることに、ワクワク感を抱くのですね。
けれども、一口にチューニングと言っても、どこにどのように、チューニングしたらいいのか? これが、最初はわからない訳なのです…
そこで、あんちょこと言うか、ゲームで言えば、攻略本みたいな…実は、海外の放送局ガイドが、本屋で売られていたのです。
この世界の放送局ガイドは、各地の周波数が記されており、また、繋がりやすい時間帯や、海外放送なのですが、日本語版で放送する周波数も記されてあったのです。これなら、初心者でも、楽しめるという具合です。
☝この世界の放送局ガイドにも、蒐集されたベリカードが、カラーで載っています。初めて見ると、これが、ベリカードか!?と言う衝撃を受けて、チューニングに精が出てしまう形になっている放送局ガイドです。
例えば、本場のアメリカの流行りの歌が、ラジオから流れて来る時の感動、ハワイの放送局から、ハワイアンのメロディーが聞こえて来るなど、感動は豊富にありました。
チューニングに成功したら、受信報告書を送り、ベリカードが送られて来た時の感動など、様々ありましたね。これが、ハマる要因になってしまうのです。
ベリカードを見せびらかしたり、逆に、見せびらかせられたりすることで、意欲が湧くのです。
あのBCLブームから、既に50年以上は経ています。今の現状はどうなのだろうか?と、思うのですよ。
今も生きていたBCL
あの感動を味わいたいと言う方には、どうしたらいいのだろうか? もはや、あの最盛期の時代を過ぎてしまっている。しかし、ちょっと、探してみると、BCLライフと言う雑誌が、存在していたのです。
2014年版ですが、70年代や80年代でなく、現在に近いことで、BCL事情が窺えるのは、嬉しいことでした。
未だに、当時のスカイセンサーやクーガ、プロシードの古い機器を操っている方も多いこともわかりました。けれども、探せば、今の機器や、インターネットを使ってのチューニングも可能になっていて、進歩した感があったのです。
ネットの時代に、時代遅れだと言われるかもしれないのですが、やはり、ネットで聞くのでなく、レトロに、短波が聞けるBCLラジオに、全集中して、チューニングするのが、感動し、良いと思うのです。
もし、あなたが、BCLの再開や初めてトライしようと思ったならば、是非、やってみる価値はありますよ。
一枚でもベリカードが送られて来たならば、友人や家族に、自慢しても良いんだろうと思うのです。見せられた人は、今の時代ならば、さぞ驚くことでしょう。是非、自慢してみて下さい。
関連情報
レトロなお宝ショップ | 開運大吉懐古堂合同会社
【開運大吉懐古堂合同会社】では、子どもの頃に誰しもが遊んだ経験のある思い出のアイテムを取り扱っております。大人になった今でも楽しめて、あの頃にタイムスリップしたような気持ちになれるはず。お家に飾ることができる人形から、友達と一緒に楽しめるメンコやカード類など、種類豊富に販売中です。懐かしい気持ちを思い出してみませんか。
屋号 | 開運大吉懐古堂合同会社 |
---|---|
住所 |
〒344-0032 埼玉県春日部市備後東6-6-14-3 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 土曜日・日曜日・祝日 |
代表者名 | 渡部 雄司 |
info@kaiundaikichikaikodou.com |